開園から2年半が経過しました。一貫して取り組んできたことがあります。

子どもが親から離れ、はじめて外界の環境に触れる保育園。
“学ぶ”の語源は“真似る(まねる)”と言われているように、子どもたちは見るもの、聞くものを模倣し、吸収し、自ら育つ力を持っています。

子どもに何かしてあげることよりも、子どもの近くにいる大人がどうあるか。子どもの主体性を大事にするには、大人も主体的であることが大切だと考え、大人が自分らしくあるためにはどうすれば良いのか。試行錯誤しながら取り組んできました。

「あなたはどう思っている?」「私はこう見えるよ」
自分の考えを言葉にすること。保育の専門知識やスキルの習得ではない園内研修。1on1、2on1ミーティングでの評価ではないフィードバック。

保育を通して、大人が自分自身を知る旅のようなものをしてきた2年半だったように思います。

3年目に入り、この半年で、大人同士のコミュニケーションの質がグンと変化したように感じます。
保育をより良くしていくために必要不可欠な安心安全な対話の環境。大人同士の関係性の深まり。

子どもの姿から自分がどう感じたか。
自然体で豊かな対話が園内のあちこちから聴こえてくるようになりました。

 

2021年10月に行った園内研修。スタッフの一人が研修で得た学びをまとめて、Slackに共有してくれました
これまでの園内研修テーマ

園での課題をリアルタイムに研修テーマに反映。アイスブレイクの一種“チェックイン”にてスタッフそれぞれが今の状態や気持ちを発言する機会をつくり、研修スタート。テーマの内容を一方的に伝えるというより、グループワークを通してその時のテーマで学び合う。企画・構成は施設長の藤本が担当。

2021年10月
安心安全を第一にチームで保育をする
より良い保育について考える

2021年7月
SORAの保育で大切にしたいこと
自分の保育を振り返る

2021年5月
今年度の方向性を確認する
チームで保育するということ

2021年3月
「SORAとして大切にしたいこと」を確認する
他者とのコミュニケーション、対話について知る

2021年2月
保育中のコミュニケーションについて考える
年度末に向けての子どもの育ちを考える

2020年12月
リスクマネジメントの意識を再確認する
子ども、保育者にとっての安心安全な環境について考える

2020年11月
リスクマネジメントの意識を高める
自分のことを伝える、仲間の話に耳を傾ける

2020年7月
日々の保育をふりかえる
場面ごと保育の内容を見直す

2020年3月
SORA で育つ子どもの姿を共有する
自分の姿をふりかえり、自分自身のあり方に意識をもつ

2019年12月
SORAの保育理念の共有
自分にとってのSORAはどんな場所