「新しい保育園は、まだまだ全然慣れないです。まだ3日目ですがご飯もあまり食べず、お昼寝もできないみたいです。
保育園が近所にあり、私が送り迎えに行っていますが、今日の朝はSORAでお誕生日にもらった木のキーホルダーをリュックサックから取ってと泣きながら言われ、外したらキーホルダーのリスのマークを指差して、ここに行くと言われてしまいました。
キーホルダーを握りしめて、何度もリスのマークをアピールし、とても心苦しかったです。もう心が折れそうです。彼の居場所がある所に戻してあげたい気持ちしかありません。主人は大丈夫だよ。と言ってくれていますが、私の勝手な理由で転園させてしまい、申し訳ない気持ちで一杯です。
本当に彼にとって居心地の良い保育園だったんですね。本当に感謝しています。近々SORAに遊びにいきますね。ありがとうございました。」
このメッセージは、2歳の誕生日を機に他の園に転園したご家族からいただきました。
メッセージが届き、私たちとしてできることは何かを考えた時。
それは、一緒に過ごしたその子の姿を伝えることでした。
SORAに入園したばかりの頃、食事は白米しか食べられなかったこと。
お昼寝は嫌がって限界までがんばり、遊びながら倒れこむように昼寝をしていたこと。
入園してから数ヶ月で園の生活にも慣れ、友だちとも関係を築いて毎日楽しく過ごせるようになったこと。
私たち保育者も、その子自身の持っている力やほんの数ヶ月での大きな成長に驚かされたこと。
その後いただいたメッセージに綴られていたのは―――。
「あれからですが、時々泣く時はありますが、お兄さんたちに揉まれながら仲良く楽しくやっています。子どもの適応力は凄いですね」
心が揺れる春。
難しくも大切な『子どもの持つ力を信じること』
ご卒園おめでとうございます。
いつでも遊びにきてくださいね。
快くメール掲載の許可をしてくださったご家族に感謝です。
2022年3月31日
森と自然の保育園SORAスタッフ一同