地域とのつながり～保育園を地域に開く～#求人

SORAで大切にしたいことの一つに、『地域とのつながり』があります。

子どもたちには、家庭や保育園という限られた場所や人とのつながりだけではなく、多様な場や人とのつながりを通して、様々な環境や価値観に触れ、多くの選択肢があることを知ってほしい。そして、卒園後もこの地域で育っていく子どもたちにとって、安心できる場所や人とのつながりが、その後の人生にも大きな支えになると思っています。

SORAには園庭がありません。園庭がないことは子どもが育つ環境としてあまり良くないと捉える方も多くいると思いますが、園庭がないからこそ、毎日近隣の公園などに出かけ、地域とのつながりの中で日々の活動が生まれています。

園から徒歩数分の港南台北公園。この公園には自治会の集会所があり、小さなお子さんを連れた親子が赤ちゃん教室に参加するため訪れたり、地域の方が集会所での活動に参加するため集まったりと、地域の拠点にもなっている場所です。集会所の前に広がるグランドでは、毎週のようにモルックやグラウンドゴルフを楽しむ方々が集まり、競技の合間には公園遊びを楽しむSORAの子どもたちに声をかけてくれることも。毎日のように公園で遊んでいると、顔なじみの方も増えていきます。

先日は、ベンチに座って楽器の練習をしている方と親しくなり、子どもたちからのリクエストに応えて演奏してくださったり、子どもたちも一緒に歌ったりと楽しいひと時を過ごしました。

また、この公園にはどんぐりハウスという、横浜市が各区に1つ設置している子どもログハウスがあり、放課後をこの公園で過ごす子どもたちも多くいます。午後の散歩に出かけると、公園で出会った小学生とかくれんぼや追いかけっこ、虫取りなどをして一緒に遊ぶこともあり、大きなお兄ちゃんお姉ちゃんとの関わりを楽しんでいます。

園内にとどまることなく地域の資源を活用し、公共の場で子どもたちと過ごすことには、もちろん難しさもあります。自由にできないことがあったり、周囲の目が気になるようなことも。それでも、その中でどう子どもたちの遊びを保障していくか知恵を出しあって保育者仲間と考えたり、子どもたちと相談したりする過程は、この保育の一つのおもしろさでもあると思っています。また、地域の方に子どもたちの姿や保育者の思いを積極的に伝えることで、協力してくださる方や温かい応援の言葉をいただくことも多くあります。

便利な世の中になり、人と繋がることなく生活することも不可能ではなくなってきている今、あえて人と繋がることは煩わしさや心配もあると思います。それでも、子どものそばにいる大人が心を開き、地域と繋がることに喜びを感じることができれば、子どもたちにとってこの地域が安心できる場所となり、生きていく上で大切な『人への信頼感』を育むことにつながっていくと思っています。

地域の方々は、子どもたちの育ちを共に見守ってくださる心強い存在です。そして、地域にとっても子どもたちの存在は元気を与え、未来への希望をもたらすものになると考えています。

子どもたちと一緒に地域とのつながりを楽しみたい方、新しい保育の形をともに模索していってくれる方を募集しています。

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