多くの保育園で行われる行事のひとつが節分、豆まき。
先週のこと。
「みんなの中にもいる泣きむし鬼や怒りんぼう鬼を追い払おう」と大きい子チームと保育者は話し合っていました。
そこにテラスの窓から登場した赤鬼。
さっきまで楽しそうに「鬼くるかなー」と話していた子の顔が一瞬にしてこわばり、近くにいた保育者に助けを求める姿。ある子は新聞紙をまるめて作った豆を果敢に投げて退治を試みます。鬼の後ろにいるスタッフの正体に気がつき、スタッフの名前を呼んで、一生懸命確認する子も。
怖がらせることが目的ではないのでパネルの鬼を準備しましたが、本気で恐れる子どもたち。
恐れという感情を知り、怖いとき自分のそばにいる保育者が守ってくれる安心感。
紙の鬼でも信じる、純粋なまなざし。創造して深く感じ入ることのできるその感性は、今しか持ち合わせないもの。
子どもの世界をのぞいてみると、大人の積み重ねた経験がちっぽけに感じられるほどでした。
※節分で使用する硬い豆は、子どもが口にした場合、窒息・誤嚥の危険性があるため、新聞紙を丸めてつくったものを豆に見立てて使用しています。
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