6月のスタッフ研修は、園外にて行いました。
宿泊を兼ねた研修でSORA初の試み。

行き先は山梨県のぐうたら村。ぐうたら村とは、保育・幼児教育研究の第一人者である汐見稔幸さんが『学びほぐし』をキーワードとして、保育者のための学びの場(エコカレッジ)を仲間とともに建設した施設。

講師にインタープリター・小西貴士さん(ゴリさん)を迎え、森や畑を歩き、自分のからだを通して、わたしたちが生まれてきた世界がこんなふうにできているんだと気づく時間に。

森の中、何気なく歩く足の下、土の中に指を入れてみてとゴリさん。
スタッフの誰もが、深い空洞をすぐに見つけることができました。土の中に、無数に広がり、つながるモグラの棲みか。


 
 

葉に覆われた土の中への想像が広がる―――。

目に見えているものがすべてではなく、体験を通して見えるようになる。そして、見えたものだけでなく、その背景やプロセスまで想像するようになる。閉じていた感覚がひらく。

大人が失ってきたであろう『想像力』を呼び起こす時間。

そのままで、誰もが、想像力を持ち合わせている子どもたち。子どもの近くにいる大人がそこに気がつき、いかに共感できるか。

スタッフで同じ時間を共有、体験できたのはとても貴重な機会となりました。

研修のため休園にご協力いたただいた、ご家族のみなさまに感謝を申し上げます。
そして、ゴリさん、たかちゃん、ありがとうございました。