生活リズムや環境にも慣れ、保育者との関係の中で心理的な安全を育んだ子どもたちは、今度は他者に対する関心が表れはじめました。

地域の中では、小学生のお兄さんやお姉さんに関心を持ち、関係性の中に加わろうとする行動や、年齢の近い子どもたちが生活をともにする園においては、他児の行動を模倣する様子がよく見られます。

子どもは、言語のコミュニケーションが未発達でも、表情を含め情緒を豊かに表現し、ときに物を介しながら関係性をつくりだしていきます。

保育者との出会い、子ども同士の出会い、地域の人との出会いによって、乳幼児期から人間関係の物語を紡ぐ環境が保育園にはあります。

子どもにとっても大人にとっても、このような関係性の豊かさを保障する保育園でありたい。