森と自然の保育園SORAは、室内でも自然を感じられるよう、国産の木材を施し、触れる部分は化学物質を避け、身体にも環境にもやさしい自然素材を使用しています。
床には国産の杉材を使用。やわらかい材のため傷はつきやすいですが、子どもの転倒では衝撃が少なく、湿気を吸収するため、温かくもさっぱりとした心地良さです。床塗料はオスモカラー。自然の植物油と植物ワックスをベースにした自然塗料。「木の呼吸」を妨げず、食品と同レベルの高い安全性を誇ります。
室内クロスも天然木です。不燃認定を取得しているため、保育室内でも施工が実現。天然木の質感と香りは心身ともにリラックス効果があります。
トイレの床はリノリウム。主原料となる亜麻仁油に天然色素などを混ぜた、天然成分のシート材です。優れた抗菌効果があることが実証されています。有害物質が発生しない素材で、廃棄するときも土にかえすため、人にも環境にも優しい素材です。
青い壁材はカーボンニュートラルな天然素材であるブルテンボードを使用。カーボンニュートラルとは地球上の炭素であるカーボンの総量に変動をきたさない、CO2の排出と吸収がプラスマイナスゼロになるようなエネルギー利用のあり方のこと。
外壁は100%天然木に防火機能を加えた杉材。色味は杉を焼いたそのものの色で、着色はしていません。
設計:ピークスタジオ 一級建築士事務所
施工:大同工業株式会社
撮影者:高橋菜生