森と自然の保育園SORAを開園して4年が経とうとしている。毎日が、毎月が、1年があっという間に過ぎていった感覚だ。どっぷりと保育園の内側に浸ってきた期間だった。

保育やバックオフィスの基盤が整いつつあるタイミングに差し掛かり、この機会に改めて。

『なぜ、保育園を立ち上げたのか』『保育を通して、何がしたかったのか』

立ち返る年にしたいと思い、開園までのことを振り返り、不定期ながら綴っていきたいと思う。

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子どもが生まれ、0歳の4月から保育園へ通うことになった。

待機児童が多い地域、0歳ならまだ入りやすい認可保育園。

運良く自宅近くの園の内定通知が届く。後ろ髪をひかれる思いもあったが、未知なる育児と仕事の両立。まずはやってみてみようと心に決めた。

目が離せない育児から仕事に復帰。保育園生活がはじまった。

同僚たちとゆっくり昼食をとれる時間。時間通りにすすめられる仕事に喜びを感じたのも束の間。お迎えがあるため残業は難しい。時短のため仕事は分刻み。毎日駅までダッシュして帰りの電車に飛び乗るような生活。そして、ワンオペ育児の限界。

そんな環境の中で、保育園は命綱だった。

何より、子どもの成長を一緒に見守ってくれる保育士の存在が精神的な支えとなった。

 

一方で、保育園に対して社会とのズレのようなものを感じていた。

 


投稿者  柴山 和代

ITメディアやメーカー等で、WEBの企画立案、コンテンツ制作、UIデザインなどに従事したのち、2019年4月森と自然の保育園SORA開園。異業種から保育業界へ新たなキャリアにチャレンジ。
子育て当事者の視点、保育園に通った保護者の視点、保育園経営者の視点。俯瞰的な視点を大切にしながら情報発信をしていきます。
2016年保育士資格取得。