「なぜ、保育園を立ち上げたのか」
「保育を通して、何がしたかったのか」
開園から4年が経とうとしている。このタイミングで立ち返る年にしたいと思い、開園までのことを振り返りながら、不定期に綴っていきたいと思う。

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平日はタスクに追われ分刻みの仕事。

帰宅後は夕飯作りから、お風呂、寝かしつけと怒涛な毎日。子どもが寝たあとは自分の時間にしたいと思うものの、毎晩気づくと瀕死状態で寝落ちし、朝落胆。

土日も夫が仕事のためワンオペ育児は続く。

近くに両親や頼れる人がいない。募るイライラは子どもに向く。虐待なんてほんの紙一重だ。せめて少しの時間、ひとりでリフレッシュする時間をとることができたら。

 

“保護者がお休みの日は子どもは預けないでください”

保育園のルールがある。
当時、関心をもって保育園の制度や背景を調べた。
『保育に欠ける』という要件(2013年に「保育を必要とする」に文言は変更)。保育士の配置人数、保育以外の事務業務量や13時間開所。保育士の負担を減らすべく、園がそうせざるを得ないルールがある。子どもは家庭で育つべきだという風潮も感じる園だった。

核家族。家庭のみで負い切れない子育て。母親への圧力。
心に余裕がない毎日を過ごしていた。

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大変さの要因は時間の確保

子育てと仕事の両立。それぞれの環境や子どもの気質など、状況も考え方も多種多様。ひと括りにはできない現実があると思います。

私の場合、両立を経験するプロセスを経て“自分にとっては、子育て以外の時間が必要だ”と実感し、子どもがいるからこそ仕事へのモチベーションがあがったという発見がありました。そして四六時中育児に専念している方には、尊敬の念も。

両立の大変さに影響を及ぼしたのは、想像以上に自分の時間確保が難しかったこと。子どもと仕事から離れ、少しの時間でもひとりになる時間が欲しかった……という思いがあります。

 


投稿者  柴山 和代

ITメディアやメーカー等で、WEBの企画立案、コンテンツ制作、UIデザインなどに従事したのち、2019年4月森と自然の保育園SORA開園。異業種から保育業界へ新たなキャリアにチャレンジ。
子育て当事者の視点、保育園に通った保護者の視点、保育園経営者の視点。俯瞰的な視点を大切にしながら情報発信をしていきます。
2016年保育士資格取得。